2020年にリリースされた超カッコいいおすすめの洋楽ロック!!

Rock

ゆきまるです。

中学1年生の頃からどっぷりと洋楽ロックにドはまりしています。

ド田舎に産まれて、ずっとそこで暮らしていたので、情報が入りにくくて聴きたい曲が聴けなかったり、知らないまま聴くことがなかった曲がたくさんありましたが、最近はインターネットの普及で、自由に聴きたいものや欲しいものが手に入るようになりました。

そのおかげで、ますますドはまりしている日々です。

 

そんな中で今年、2020年にリリースされたカッコよくて、ぜったいおすすめの曲を集めてみました。

まあ、かなり主観が入ってはいますが・・・www

 

Green Day   Oh Yeah!

 

 

2月に発売されたアルバム「Father Of All ・・・(ファーザー・オブ・オール・・・)」からの3枚目のシングル『グリーン・ディ』の『オー・イエィ!』です。

1980年にヒットした「ジョーン・ジェット&ブラックハーツ」の「ドゥ・ユー・ワナ・タッチ・ミー(Oh Yeah!)」をサンプリングした曲です。

なんか「おー!!やるじゃん!!」って感じでした。当時のジョーン・ジェット、ムチャクチャカッコよかったですから!!

思わず「Yeah oh yeah oh yeah 」って口ずさんでしまいます。ボーカルの「ビリー・ジョー・アームストロング」もここのパートがお気に入りだそうです。

 

アルバム「ファーザー・オブ・オール・・・」は疾走感があり、直球を投げてくるアルバムです。

あまりはっきりとは言えませんが「Father Of All ・・・」に続く言葉があるのはビリー・ジョーらしいというか・・・

 

 

 

Strokes The Adults Are Talking

 

 

「おかえり!ストロークス!!」

4月にリリースされた6枚目のアルバム「The New Abnormal(ザ・ニュー・アブノーマル)」を聴いてまず思いました。

2001年にデビューアルバム「Is This It(イズ・ディス・イット)」がリリースされてから「ガレージロック・リバイバル」という一大ムーブメントを引っ張ってきたストロークス。

2013年にリリースされた5枚目のアルバム「カムダウン・マシーン」から7年の沈黙を破って発表されたこのニューアルバムを聴いた時に、伝説のセカンドアルバム「Room on Fire(ルーム・オン・ファイア)」を初めて聴いた衝撃を思い出させてくれる出来栄えになっています。

 

『The Adults Are Talking(ジ・アダルツ・アー・トーキング)』のMVは、メンバーがロボットと野球の試合をしている面白いMVになっています。

ちなみにボーカルの「ジュリアン・カサブランカス」はニューヨーク・メッツのファンで、アルバムの最後の曲「オード・トゥ・ザ・メッツ」は、メッツが負けてプレイオフから姿を消した試合の帰り道に浮かんだ曲だそうです。

 

 

Tame Impala Lost in Yesterday

 

オーストラリア発のサイケデリックロックバンド『テーム・インパラ』の5枚目のアルバム「The Slow Rush」に収録されている曲です。

フワフワと漂いながらも、リズミカルで何度もリフレインしてしまう美しいメロディが印象的です。

『テーム・インパラ』は「ケヴィン・パーカー」によるプレジェクトで、スタジオではボーカル・ギター・ベース・ドラム・キーボードなどの全ての楽器をケヴィンが演奏しています。

60年代に台頭していたサイケデリックロックですが、最近盛り上がりを見せてきていて、『テーム・インパラ』はその代名詞のように言われています。

 

今年は「フジロックフェスティバル」にもヘッドライナーで出演する予定でしたが、残念ながらフジロック今年は中止になりました。

 

 

 

The Lemon Twigs The One

 

グラムロックファッションに身を包んだブライアンとマイケルのダダリオ兄弟。

2016年のデビュー当時で、兄ブライアン19歳、弟マイケル17歳のめちゃめちゃ若いバンドなのに、「エルトン・ジョン」や「ボーイ・ジョージ」などからリスペクトされていて、複数の楽器を演奏するマルチプレーヤです。

3枚目のアルバム「Songs For The General Public(ソングズ・フォー・ザ・ジェネラル・パブリック)」は、5月にリリースの予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で8月に延期されました。

クラシックのエッセンスをロックに落とし込んだ「バロック・ポップ」の象徴と言われるだけあって、しっかりとしたメロディラインに聴きごたえを感じながらもさらっと、あっさりと聴けるところがカッコいい『レモン・ツィッグス』の『ザ・ワン』でした。

 

 

 

Temples Paraphernalia

 

またまたサイケデリックロックバンドです。

イギリス、ケタリング出身の『テンプルズ』の9月にリリースされた新曲です。

『テンプルズ』も今とても勢いのあるグループで、去年リリースされたサードアルバム「Hot Motion(ホット・モーション)」はめちゃくちゃカッコよかったです。

 

ジョン・レノンとオノ・ヨーコの息子であるショーン・レノンのプロデュースで、MGMTやテーム・インパラを手掛けたデイヴ・フリッドマンがミックスを担当しています。

去年リリースされた3枚目のアルバム「Hot Motion」のツアーの後、フェスで出会ったショーンにプロデュースを依頼しました。

2月にツアーで来日する予定でしたが、残念ながらツアーはキャンセルになりました。

 

 

Muzz Red Western Sky

 

謎の新プロジェクトと言われる『Muzz(マズ)』のデビューアルバム「Muzz」は6月にリリースされました。

メンバーは

  • ポール・バンクス(インターポール)
  • ジョシュ・カウフマン(ボニー・ライト・ホースマンのメンバー)
  • マット・バリック(ジョナサン・ファイアーイーターとザ・ウォークメンのドラマーで、フリート・フォクシーズのツアーバンドメンバー)

 

インターポールならわかります。2000年代に「Evil」がよく流れていたのを覚えています。

サマーソニックにも出演しており2018年にもアルバムを出している、骨太のサウンドを聞かせてくれるバンドです。

後のメンバーは・・・

「ボニー・ライト・ホースマン」は、アメリカやイギリスの伝統的な音楽やフォーク・ソングを自分たちなりの新しいサウンドで表現しているインディーズユニットです。

メンバーであるプロデュサーでマルチ奏者の「ジョシュ・カウフマン」は、10月にリリースされた「テイラー・スウィフト」のアルバムにプロデューサーとして参加しています。

「マット・バリック」は、200年に解散したインディーズバンドの「ジョナサン・ファイアーイーター」とそこから新たに結成された「ザ・ウォークメン」のメンバーで、「フリート・フォクシーズ」のツアーバンドメンバーでもあります。

 

落ち着いた重みのあるサウンドとは対照的なおもちゃ箱をひっくり返したような『レッド・ウエスタン・スカイ』のMVは、ペンシルベニア州オークスの「アメリカン・トレジャーツアーミュージアム」で撮影されています。

 

 

 

The Jaded Hearts Club This Love Starved Heart of Mine (It’s Killing Me)

 

こちらもプロジェクトです。メンバーは

  • Muse (ミューズ)の Matt Bellamy (マシュー・ベラミ)
  • The Last Shadow Puppets(ラスト・シャドウ・パペッツ) の Miles Kane (マイルズ・ケイン)
  • Blur(ブラー) の Graham Coxon (グレアム・コクソン)
  • Jet の(ジェット) Nic Cester(ニック・セスター)
  • The Zutons(ズートンズ) の Sean Payne(シーン・ペイン)
  • Jamie Davis(ジェイミー・デイビス) (グレアム・コクソンのレーベルTranscopicの共同所有者)

 

というすごい顔ぶれが集っています。

元々は、「ジェイミー・デイビス」のバースディパーティーでビートルズのカバーをするために結成されたグループでした。

その時の名前が「Dr Pepper’s Lonely Hearts Club Band(ドクターペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)」ビートルズのアルバム「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」をもじってます。

今回の『The Jaded Hearts Club(ザ・ジェイディッド・ハーツ・クラブ)』では、ノーザンソウルの世界から失われたクラシックをレコーディングすることがコンセプトになって、『This Love Starved Heart of Mine (It’s Killing Me)(ディス・ラヴ・スターヴド・ハート・オブ・マイン イッツ・キリング・ミー)』は「マーヴィン・ゲイ」のカバーです。

 

※ノーザンソウルとは

ノーザンソウルは、1960年代後半にイギリスのモッズシーンから北イングランドとイングリッシュミッドランドに出現した音楽とダンスのムーブメントで、アメリカのソウルミュージックをクラブDJが好んでかけたのが始まりになっています。

イギリスでいうノーザンソウルは、アメリカ南部のサザンソウル(ブルースやゴスペル色が強い泥臭いソウル)やノーザンソウル(モータウンなどの都会的なもの)とは別物になります。

 

 

 

New Order Be a Rebel

 

『New Order(ニュー・オーダー)』が5年ぶりにニューシングルをリリースしました。

本当は、秋に予定されてたツアーのために用意していた曲ですが、ツアーは2021年に延期になり、今年3月に行うはずだった日本ツアーも2022年に延期になってしまいました。

 

でも、こんな時だからこそって、リモートでの作業を重ねてリリースへとこぎつけました。

ポジティブで明るいメロディの『Be a Rebel(ビー・ア・レベル)』は「タフな時代だからこそこの曲を届けたかった」という思いで作られています。

 

伝説のバンド「ジョイ・デヴィジョン」がフロントマンの「イアン・カーティス」の自殺により終わりを迎えて生まれた『ニュー・オーダー』ですが、辞めたり舞い戻ったりを繰り返して、1980年から現在まで続いています。

リリースされた曲を聴いたときはさほど感じないのですが、ライブではハラハラするくらい歌も演奏もヤバくて、けっこう叩かれたんじゃないかと思われますが、曲の美しさや出来の良さを自信にして乗り越えてきたんじゃないのかなと。

 

さらに、元ベーシストの「ピーター・フック」と長年に渡る泥沼の控訴劇もあったり。

そんな中で、ボーカルでフロントマンの「バーナード・サムナー」が「反逆者になろう、破壊者じゃなくて」そう歌うのを聴くと、なんだか妙に納得できて、前向きな反逆者になれるような気がするのです。

 

 

Foo Fighters Shame Shame

 

この曲を聴いて真っ先に思ったのが

「今までのフーファイの爆ロックとは違う!!」

ということです。

「デイヴ・グロール」も

「この曲をみんなが聴く最初の曲にしたのは、これまでのフー・ファイターズのアルバムとは違うことか分かってもらえる」

と言っているので、2月5日に発売されるニューアルバム「メディスン・アット・ミッドナイト」が楽しみです。

 

ダークな作りの『Shame Shame(シェイム・シェイム)』のMVは、デイヴが15歳か16歳の頃に見た夢が元になっていて、燃えている棺の中の人を助けようとするけど、燃えてて触らなくて混沌と不安で立っている内容になっています。

そう言うと、「デイヴ・グロール」もニルバーナ時代にフロントマンを亡くして、変化を乗り越えてきた人だったなあ。

Liam Gallagher All You’re Dreaming Of

 

なんと!リアムの作るクリスマスソングです!!ちょうどオフィシャルビデオが昨夜UPされていました。

12月5日には「ダウン・バイ・ザ・リバー・テムズ」で、テムズ川を船で下りながら撮影したオンラインライブが配信されました。

このライブの収益を「アクション・フォー・チルドレン」に寄付しています。ってリアムいいヤツじゃないか〜!!

 

オアシス時代には兄のノエルがほぼ曲を作っていて、リアムが何もしようとしないのをノエルが嘆いていました。

さらに、飲むは、喧嘩するは、暴言吐くは、ライブはすっぽかすはで、大兄弟げんかの挙句とうとうノエルは愛想をつかしてバンドを出て行ってしまい、2009年にオアシスは解散しました。

 

ノエルは「Noel Gallagher’s High Flying Birds(ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ)」で新しい道を歩み出したのに対して、リアムは新しいバンド「ビーディ・アイ」でも私生活でも全然上手くいかない。

でも、2017年と2019年に出したソロアルバムで見事に復活して、今年は自身のドキュメント映画「アズ・イット・ワズ」も好評です。

 

“リアムはやればできる子なのです!!”←世界的ロックスターに対してメチャ失礼

絶対にこのクソ素晴らしいクリスマスソング(リアム風に言ってみた)をお兄ちゃんに一番に聴いて欲しいんじゃないかな。ノエル悔しがるだろうなあ・・・

 

最近のリアムの趣味はジョギングで、早朝6時に起きて走っています。

いやー、人間丸くなるもんですね!

 

 

まとめ

 

今年は、新型コロナウイルスの影響で、今までとは全く違う予想できなかったことが次々と起こりました。

相次ぐ、ツアーやライブの中止や延期、アルバムの発表の延期、大型フェスの中止や延期など、アーティストの活動が制限されて、身動きできない状況が続いています。

そんな中で、リモートでのリリースや、有料のオンラインライブが行われたり、家から出れない人たちを元気づけるためにライブ動画もたくさん配信されました。

家の中で過ごす時間が増えて、ストリーミングサービスを使う人が多くなり、ストリーミングでのライブ配信も増えてライブアルバムで「ライブを聴く」のも、ストリーミングを使えるようになりました。

 

いったいこれからどうなるのか、先の見えない状態でも、前向きに新しい形で活動していくミュージシャンたちが「元気を届けてくれる」そんな動きを感じた2020年でした。

 

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