レバーを押すだけで、いつでもおいしくて冷たい水が飲めるウォーターサーバー。
冷水だけではなくお湯も出てくるので、わざわざ沸かさなくてもいつでもお茶やコーヒーが飲める優れものです。
実は、便利なのはそれだけではないのです。
秋に大型台風の襲来があった時に、防災用品や食料品の買い出しに行きましたが、台風が近づいてくるにつれ、必要なものがほぼ売り切れで手に入らない状態でした。
飲料水やそれらを入れるポリタンクまでも棚からすっかり消えていました。
ちょうど我が家には、プレミアムウォーターから天然水12L入りが2パック配送されていたばかりだったので、飲み水の心配はありませんでした。
それ以来、配送されてくる水は防災時の常備用として余分に確保しています。
台風だけではなく地震や水害など、あらゆる自然災害時の備蓄としてウォーターサーバーのお水があると安心できます。
災害時の備蓄水として優れているウォーターサーバーの水
プレミアムウォーターは、1回の配送で12Lのボトルが2本送られてきます。
ちょうど大型台風が近づいてきたときに、12Lのボトル2本の24Lが届いたばかりでしたので、台風の被害が大きくて万が一断水した場合は、この水があるから大丈夫だと安心しました。
実際に、過去に台風の被害で24時間以上断水したことがありました。
電気が来なくてもなんとか我慢できますが、水が出ないとなると、お風呂、トイレ、食事の準備や洗い物と、日常生活がマヒしてしまい、飲み水も節約しないとすぐになくなるので、たとえ24時間と少しの間でも本当に大変でした。
ちょうど夏場の暑い時期で、子供もまだ小さくて食事の時に手や顔が汚れたり、汗でベトベトして気持ち悪かったりするので、ほんの少しのお水があるだけで、だいぶ快適に過ごせました。
災害時に必要な水は1人1日あたり3L(飲料用+食事用)で、3日分の備蓄の用意をすることが望ましいと言われています。
以前は飲料水をお店からペットボトルで購入していましたが、二人分でも毎日の分となると重くて持ち運ぶのが大変でした。
備蓄ともなると、家が狭いのでまず置くところに困ってしまいます。
災害時に必要な水は、私の家だと娘と二人暮らしなので1日に6L必要で、プレミアムウォーターから配送されてくる天然水、12Lボトル2本分の24Lあれば4日間生活できることになります。
台風がよく接近する地域に住んでいますが、自然災害は台風だけではありません。
以前も記録的な大雨が降ったことで、洪水や浸水に対する避難指示が出たことがありますし、地震だっていつ起きるか分からないのです。
それ以来は通常の配送に追加して、備蓄用として余分にボトル2本分、24Lの水を確保することにしています。
天然水の消費期限は未開封の状態で6ケ月ありますので、備蓄には十分な長さと言えるでしょう。
くまもんの箱がプレミアムウォーターの「南阿蘇のお水」です。
箱の高さが36cm、横が25.5cmなので、50cmと少しのスペースがあれば横に並べて収納できます。
直射日光を避けて、湿気のない暗くて涼しい場所に保管することで、水の味が落ちるのを防げます。
ローリングストックで品質を保つ
それでも、うっかり消費期限を忘れてしまいそうなので、新しく配送してきた分は備蓄に回して、以前に配送されて備蓄として保管していた分を利用する「ローリングストック(循環備蓄)」で備蓄しています。
配達されてきたお水は備蓄用として保管して、現在使用しているお水がなくなったら保管していた分を利用することで、備蓄水は消費期限を気にすることなく、常に新しいものが保管されている形になります。
上の写真の押し入れの奥の方の箱には、保存が効く食料品が入っていて、台風の襲来以降、食料品もローリングストックで備蓄して、もしもの時のために備えています。
停電時でも利用できるウォーターサーバー
停電で電気が来なくてもウォーターサーバーは使えるのかな?
台風や水害、地震などで停電になった場合でもコック式やコップを押しつけるレバー方式のサーバーだと使用することができます。
我が家のウォーターサーバーは「スリムサーバーⅢ(ロングタイプ)」で、チャイルドロックを解除してからコップを押し付けて水が出てくるレバー式なので、停電になった時でも使うことができます。
台風が接近した時は幸いなことに停電しませんでしたが、台風接近の前に電源を切って水が出るのか確認してみましたが、ちゃんと給水出来ました。
電気が来なくても使えるウォーターサーバーは「スリムサーバーⅢ(ロングタイプ)」の他に、「スリムサーバーIII(ショートタイプ)」、「amadanaスタンダードサーバー」、「amadanaウォーターサーバー」になります。
スリムサーバーⅢ(ロングタイプ)
スリムサーバーⅢ(ショートタイプ)
amadanaスタンダードサーバー
amadanaウォーターサーバー
※電子ボタンタイプの物は停電時は使用できなくなります。
※電気で水をくみ上げるため、下置きタイプのサーバーは停電の場合はタンクにくみ上げられている水が無くなると使えなくなります。
停電時ウォーターサーバーを使う際に注意すること
- 電気が来てなくてもお水は出ますが、冷水や温水が作れないので常温水が出てきます。
- 停電になったら温水スイッチをOFFにしてから電源プラグをコンセントから抜きます。
- 電気が復旧したら、5分以上経ってから電源プラグをコンセントに差し込んでから温水スイッチをONにして、約40分経過した後適温になったら飲用できます。
ウォーターサーバーは、温水タンクのお湯を冷水タンクに循環させ、タンク内を熱殺菌する加熱クリーンシステムで殺菌の繁殖を防いでいます。
天然水は水道水と違って塩素での殺菌をしていないので、長く停電が続く場合は早めにタンク内の水を飲み切るようにします。
しばらく使えない場合は、本体のお水を全部抜く「水抜き」をして、タンク内に殺菌が増えるのを防ぎましょう。
【水抜きの方法は・・・】
- 温水スイッチ、エコスイッチをOFFにしてコンセントから電源プラグを抜きます。
- 冷水コック、温水コックからお水を出して、お水が出なくなるまで排水をします。
- ウォーターサーバーの後ろの方にある排水キャップを外して排水します。
※熱いお湯が出て危険ですので、コンセントを抜いてから6時間以上経ってから排水をしてください。
非常用キッドでサーバーがなくても使える
台風や地震、浸水などの自然災害で水道がストップして備蓄しておいた天然水の出番だよ。
12Lの重たいボトルからどうやってお水を出せばいいの?
台風や地震、浸水などの自然災害で水道がストップした場合、備蓄しておいた天然水の出番がやってきましたが、さて1本が12Lの重いボトルからどうやってお水を出して使えばいいのでしょうか?
プレミアムウォーターには、もしもの場合の非常時にウォーターサーバーなしで使える「非常用キット」があります。
停電などの場合に、専用置台と専用コックを取り付けるだけで、電気を使わずに常温で天然水を利用できます。
※ボトルに直接取り付けるタイプのコックなので、外気が入りにくい独自構造のため常温でも衛生的に使えます。
(開封後の消費期限は1ケ月です)
折り畳みできる専用置台を持って、天然水に専用コックを取り付ければ屋外で使えるので、避難先で使うこともできます。
また、避難という非常事態では栄養も偏りがちになるので、天然水があるとミネラルの補給もできます。
災害時でなくても、キャンプなどのアウトドアでも使えますし、キッチンで常温水を使って料理をしたい場合でも便利に使うことができます。
天然水で炊いたご飯のおいしいことと言ったら!!
ふっくらツヤツヤで、お米にも甘みが出るんです。
お水が変わるだけでこんなにご飯が美味しくなるなんてビックリしました。
場所を取らないボックスタイプも
ウォーターサーバーを使わないで普段は常温水を料理やアウトドアに使って、もしもの場合のための備蓄にも使いたい時は「プレミアムウォーターバッグインボックス」もあります。
10Lのコンパクトなボックスタイプなので、場所を取らずに備蓄の際も積み重ねて収納ができて、電気を使わなくても衛生的に安心して使えます。
お薬を飲む時や、身体を冷やさないように常温水を飲みたい場合にも便利に利用できます。
実はうちの娘が冷え性で、冬場は冷水が飲めないので、ウォーターサーバーの冷水と温水を割って常温にして飲んでいます。(私は冷水大好きなのですが)
わざわざ割らなくても災害用キットを使って常温で飲んだり、料理に使ったりすることを検討したのですが、普段に使うとなると置くところがなくて無理だなあと思っていました。
ボックスタイプだとテーブルの上にそのまま置いて使えるし、ラックの上に置いて使ってもいいのかなと考えています。
備蓄することの大切さ
初めは家族の健康のために使い始めたウォーターサーバーですが、台風の接近を通して災害時にはとても心強い味方になることを知りました。
毎日、当たり前のように蛇口ををひねればいくらでも出てくる水が使えないとなると、生活のあらゆる面がマヒしますし、飲み水がなくなると命にもかかわってきます。
台風の場合は、天気予報でいつ頃、どれくらいの規模で近づくのかある程度分かるので前もって準備ができますが、地震などの突然の災害では、起きた時に慌ててもどうにもならないので、やはり普段からの備蓄が大切になります。
あらかじめ接近することが分かっている台風であっても、早めに準備をしたつもりだったのに、お店からは必要なものが無くなっていたので、備蓄することの大切さを痛感しました。
普段からの心がけが、いざという時に命運を分けることになるのです。